「甦る円空一刀彫の世界」~山田匠琳作品展~

■会期 2018年4月29日(日)~5月5日(土)
■会場 元麻布ギャラリー平塚(東横イン1F)

 

■作品展の様子をご紹介します。

4月29日より、準備を進めてきた匠琳先生の個展が平塚市の「元麻布ギャラリー」で始まりました。
先生の作品だけを展示するのは初めてのことです。

 少し分かりにくい場所なので、入口には母子像と看板を設置しました。 

 「元麻布ギャラリー平塚」入口の看板は、両面宿儺と蔵王権現を主役にした、なかなか素敵なものです。

初日に、 匠琳先生のファンである河野太郎外務大臣から祝電をいただきました!! 

お客様は、熱心にご覧になられています。

会場の入り口近くに展示した両面宿儺は、皆さんの目を引いたようです。

 左:「蔵王権現」
 修験道の本尊。虚空を蹴り上げる様を表しています。
円空は、関東で修験の一大勢力を誇った春日部不動院(現在は存在していない)に、一体彫り残しました。
現存しているのは、一体のみです。


 右:住吉神社の「護法神」
 ご覧になった多くの方が「力強い彫りですね!!」と絶賛しておられました。

「両面宿儺」

 匠琳先生渾身の作品です。
先生は彫りを通して円空の研究をしていますが、両面宿儺を彫る中でたくさんの発見があり、特に正面の像の手の美しさは女性に違いないと・・・。

等覚寺「十五童子」

 円空が木曽等覚寺寺の境内で弁財天を彫り始めると、周りで遊んでいた子どもたちが集まって来て、好奇の目で覗き込んでいる、そんな光景を表しています。 

金子修一議員もお越しくださいました。

落合平塚市長もお越しくださいました!

 2日目に、年配の女性が会場にお見えになりました。
 円空さんが大好きで、これまでツアーなどに参加し、数多くの円空さんを拝観してこられたそうです。
 そのご婦人が、「ほかの人が彫った円空さんを見て上手だな~と思ったことはあるけれど、拝もうという気持ちになったことはありません。でも、こちらの円空さんは、拝もうという気持ちになります。」と、手を合わせていかれました。
 形だけを真似るのではなく、円空さんの思いを感じながら模刻する、先生の信念が通じたのだと、とてもうれしく思いました。(野尻)

 

 開催中たくさんのお客様にお越しいただきました。
 どうもありがとうございました!!


フリーマガジン「つくりびと」で匠琳先生が紹介されました!

2018年4月

フリーマガジン「つくりびと」№69で匠琳先生が紹介されました。

 

「つくりびと」(株式会社 国民みらい出版 発行)は全国の美術館等で配布されている冊子で、美術館情報や様々なジャンルのアーティストが紹介されています。

 

お近くの美術館等で見かけましたら、ぜひご覧ください。